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Cogmed Conference 2009が開催されました。


コグメドコンファレンス(Cogmed Conference)は毎年、米国で開催されているコグメドのワーキングメモリトレーニングを提供するクリニックのネットワークの総会です。

全米から約100の小児心理クリニックから精神科医、臨床心理士(博士)、そして、脳科学、臨床心理、教育の分野の研究者が参加し、最新の研究成果を発表し、臨床経験を共有する場です。

2006年から数えて第3回のコグメド・コンファレンスは、2009年11月5-7日にテキサス州オースティンにて開催され、今回初めて日本からも参加しました。

講演の題目と発表者

 研究の状況     Torkel Klingberg、M.D. Ph.D トーケル・クリングバーグ医学博士、博士、カロリンスカ大学
 英国集団におけるワーキングメモリトレーニング
 Joni Holmes, Ph.D. ジョニ・ホームズ博士、英ノーサンブリア大学
 ワーキングメモリトレーニングで教室における効果 Darren Dunning ダレン・ダニング、英ヨーク大学
 米国の学校におけるコグメド Robert Budwig ロバート・バドウィッグ、サザントリニティー統合学校区
 小児がん生存者とワーキングメモリトレーニング Kristi Hardy, Ph.D. クリスティー・ハーディー博士、デューク大学
 自閉症スペクトラム児、トレーニング効果 Sander Weckstein, M.D.ザンダー・ウェックシュタイン医師、ノーザンミシガン心理サービス

  • クリングバーグ教授は、ワーキングメモリにつづく認知機能トレーニングによる効果や改善の報告を行い、たいへんエキサイティングな講演でした。
  • ワーキングメモリ研究の本場、英国ヨーク大学のジョニ・ホームズ博士らの発表では、心理学、そしてワーキングメモリ研究の第一人者として当初ワーキングメモリのトレーニングによる改善に懐疑的であったこと、というのも長年トレーニングによる改善を試み、またパソコン登場以来約30年もちろん認知心理学は大いにこれを応用して測定・トレーニングを行おうとして、科学的検証に耐える主要な認知機能自体の改善が見出してこれなかったこと、そのため、どんな検証結果であろうとも自由にオープンにしていただいて結構という契約を結んで研究を開始し、厳しい検証条件下でワーキングメモリの改善を目の当たりにしたときの驚きを率直に語っていました。
  • カリフォルニア州の学校区では、学習効果向上のための予算が得られ、学区の取り組みとしてワーキングメモリトレーニングが始まりました。その第一弾の報告が行われました。米国では診断を受けること、これに基づいたサポートを受けることがより徹底されています。その状況で、注意と多動にむずかしさのある生徒を対象にグループとしてトレーニングを行いました。
  • 小児がんを克服したあと、抗がん剤の影響などで学業上の課題をもつ子どもたちにとって、ワーキングメモリの改善は効果的で、またトレーニングが自宅でできるなどのメリットもあることが報告されました。
  • 自閉症スペクトラムの子どもたちにとってのワーキングメモリの改善の効果をフォローアップを含めて報告されました。


参加した医師、臨床心理士(心理学博士)のインタビューも収録しました。その一分をご紹介します。コグメドのワーキングメモリトレーニングを提供するなかからの経験談や、ワーキングメモリについて、コグメドの研究とエビデンスについてなどのテーマです。

Skip Baker 医師、カリフォルニア


Judith Aronson Ramos 医師、フロリダ


平野 剛、コグメド・ジャパン代表


William B Benninger 博士、オハイオ


Arthur Lavin 医師、オハイオ


Lilian Fujimoto 医師、ハワイ